物価と経済情勢

昨年、中国の小売価格は平均して前年より七·三％上昇した。北京をはじめ大都市では、上昇幅はさらに大きかった。物価、とりわけ副食品の価格がうなぎのぼりに上がったため、都市では五分の一の市民の実質収入が低下した。また、原料の価格が上昇し、生産コストが高くなったため、欠損企業の赤字もぐっと増えた。いま、物価問題が人びとの共通の関心事となっている。国家統計局発表の資料（本誌にその全文を掲載）によると、昨年の...