四月下旬、北京で開かれた全国民族団結進歩表彰大会で、西南の辺境からきたジーヌオ族の代表ルオアーバオ(羅阿宝)さんが人目を引いた。顔が真黒で、ジーヌオ族の民族衣裳をまとい、顔にいつも微笑をたやさない四十一歳のルオアーバオさんは、雲南省西双版納(シーサンパンナ)タイ族自治州の州都、景洪県ジーヌオ郷の副郷長である。ジーヌオ族は、中国の五十五の小数民族のうち、人口の最も少ない民族の一つで、わずか一万二千人...
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四月下旬、北京で開かれた全国民族団結進歩表彰大会で、西南の辺境からきたジーヌオ族の代表ルオアーバオ(羅阿宝)さんが人目を引いた。顔が真黒で、ジーヌオ族の民族衣裳をまとい、顔にいつも微笑をたやさない四十一歳のルオアーバオさんは、雲南省西双版納(シーサンパンナ)タイ族自治州の州都、景洪県ジーヌオ郷の副郷長である。ジーヌオ族は、中国の五十五の小数民族のうち、人口の最も少ない民族の一つで、わずか一万二千人...