今年の十月は、地下に眠っていた三千数百年前の都―殷墟が発掘されて六十周年にあたった。これは中国人の力で組織し発掘した初めての大型古代文化の発見であった。これを記念して、中国の考古学界の人びとは古代の都安陽と北京で、それぞれ記念懇談会を開いた。中国大陸在住で、殷墟発掘作業に最初に参加した学者の一人で、七十七歳になる甲骨文学者胡厚宣氏は懇談会で、「殷墟の発掘と研究はすばらしい成果を上げ、世界の学術界の...
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今年の十月は、地下に眠っていた三千数百年前の都―殷墟が発掘されて六十周年にあたった。これは中国人の力で組織し発掘した初めての大型古代文化の発見であった。これを記念して、中国の考古学界の人びとは古代の都安陽と北京で、それぞれ記念懇談会を開いた。中国大陸在住で、殷墟発掘作業に最初に参加した学者の一人で、七十七歳になる甲骨文学者胡厚宣氏は懇談会で、「殷墟の発掘と研究はすばらしい成果を上げ、世界の学術界の...