中国の対外政策は八〇年代に入ってから、ソ連覇権主義反対から、どの超大国にも片寄らない自主独立路線、さらに平和共存五原則を踏まえた、米ソを含む世界各国との友好、協力、「共同の経済繁栄の促進」へと転換した。その背景には、レーガン政権の強硬政策への警戒、ソ連体制への再認識、世界戦争の危険性の減ったことなど、国際情勢に大きな変化があり、それに対応した重大な調整であると筆者は説く。―編集部米ソの一方に組せず...
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中国の対外政策は八〇年代に入ってから、ソ連覇権主義反対から、どの超大国にも片寄らない自主独立路線、さらに平和共存五原則を踏まえた、米ソを含む世界各国との友好、協力、「共同の経済繁栄の促進」へと転換した。その背景には、レーガン政権の強硬政策への警戒、ソ連体制への再認識、世界戦争の危険性の減ったことなど、国際情勢に大きな変化があり、それに対応した重大な調整であると筆者は説く。―編集部米ソの一方に組せず...