台湾の政治方向に見られる喜憂

香港中通社電によると、一年前、蔣経国氏の死去によって、人びとは今後の台湾政局がどうなるのか憂慮していた。蔣氏は老後、「時代が変わり、環境が変わり、潮流も変わっている」と考え、潮流の変化に応じて、台湾での政治革新を行った。戒厳令解除、党禁（政党結成の禁止）、報禁（新聞の創刊禁止）の解除、とりわけ台湾住民の大陸への親戚訪問の解禁はみな人心を得るところとなった。これは、ただ人道にもとづいて行われたとはい...