溥傑氏、北京の建設を語る

中国の最後の皇帝溥儀の弟溥傑氏は北京に生まれ、十四歳で故宮に入り、小皇帝溥儀の勉強のお供になった。その溥傑氏も今年は八十一歳になるが、歩く足どりは速く、頭脳は明せき、元気そのものである。さきごろ、溥傑氏は北京市西城区の自宅で記者と会見し、北京の変化について、次のように語った。「故宮は中国の誇りだ。だが、もとの故宮は門を閉ざして、皇帝だけが使用し、人民を隔てた立入禁止の場所であった。現在、故宮はそれ...