女流企業家安保冬さんは、今年五十二歳。一九八一年、北京装身具製造工場の工場長に任命された。ここはずっと輸出に頼って生産を続けてきた集団所有制の小企業である。当時、国際市場は不景気に見舞われ、貿易部門から割り当てられる輸出業務が激減し、工場は操業停止に迫い込まれる寸前であった。「改革して、新しい道を切り開くしかない。これをやらなければ企業が生きのびる希望はないと思いました」と記者に語る。「わたしたち...
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女流企業家安保冬さんは、今年五十二歳。一九八一年、北京装身具製造工場の工場長に任命された。ここはずっと輸出に頼って生産を続けてきた集団所有制の小企業である。当時、国際市場は不景気に見舞われ、貿易部門から割り当てられる輸出業務が激減し、工場は操業停止に迫い込まれる寸前であった。「改革して、新しい道を切り開くしかない。これをやらなければ企業が生きのびる希望はないと思いました」と記者に語る。「わたしたち...