細胞原形質運動の研究で新成果

中国科学院上海植物生理研究所の張偉成研究員は、発育中の小麦の胚乳組織の顕微鏡観察で、分子量一万ドルトン以上の大分子物質が隣り合う細胞質に通ずるトンネルを通って、一つの細胞から別の細胞に入ることができることを発見した。彼は近代的撮影技術を用いてこの新奇な現象を撮影した。この発見は伝統的な植物細胞原形質運動に関する理論研究を打ち破るものである。伝統的な理論では、世界の生物はすべて細胞から構成され、植物...