海抜二千八百メートルのゴビ砂漠に建設された新興工業都市ゴルムド(モンゴル語で、「川が多い」という意味と帯は、牧畜民の放牧地として二千八百年の歴史をもっている。ここは今世紀五〇年代初期までは建物らしい建物が一つもなく、砂地と荒れ地にギョリュウやアシしか生えない河原と草地だったが、いまでは省都西寧市に次ぐ青海省で二番目の大都市となった。市街区に入ると、ビルが並び、まっすぐに延びるアスファルト道路は並木...
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海抜二千八百メートルのゴビ砂漠に建設された新興工業都市ゴルムド(モンゴル語で、「川が多い」という意味と帯は、牧畜民の放牧地として二千八百年の歴史をもっている。ここは今世紀五〇年代初期までは建物らしい建物が一つもなく、砂地と荒れ地にギョリュウやアシしか生えない河原と草地だったが、いまでは省都西寧市に次ぐ青海省で二番目の大都市となった。市街区に入ると、ビルが並び、まっすぐに延びるアスファルト道路は並木...