西南部の四川省で発掘された二千四百年前の青銅器に刻まれた符号は、これまでずっと考古学界で神秘的に「巴蜀符号」あるいは「巴蜀図語」と呼ばれてきた。ところがこのほど、四川省科学技術協会の高級技師銭玉趾氏は、この符号が中国西南部で今でも使われているイ族(彝族)文字と密接な関係のある一種の音節文字だとの見方をうち出した。彼はまた、銅製兵器に銘記された三つの符号を解読したいきさつを論文にまとめ、この三つの符...
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西南部の四川省で発掘された二千四百年前の青銅器に刻まれた符号は、これまでずっと考古学界で神秘的に「巴蜀符号」あるいは「巴蜀図語」と呼ばれてきた。ところがこのほど、四川省科学技術協会の高級技師銭玉趾氏は、この符号が中国西南部で今でも使われているイ族(彝族)文字と密接な関係のある一種の音節文字だとの見方をうち出した。彼はまた、銅製兵器に銘記された三つの符号を解読したいきさつを論文にまとめ、この三つの符...