ボン政府の対外政策

コール氏が一九八二年西ドイツ首相に就任して以来、西ドイツは内政、外交ともに成果をあげ、なかでも外交面の進展が人々の注目を集めている。対ソ連·東欧関係を促進近年、米ソ関係の緩和に伴い、とりわけ中距離核戦力（INF）全廃条約の調印後、東西関係と欧州情勢に転機が訪れた。情勢の変化に応じて、コール首相は西ドイツの政策をタイムリーに調整し、外交政策では対ソ関係を最優先させ、防衛の緩和をおし進めながら緩和、協...