七年がかりの第三次発掘がこの夏に終わって、古陶磁の名窯の一つ耀州窯を覆っていたベールがはがされ、古陶磁器史に占めるその重要な位置があらためて確認された。耀州窯遺跡は西安の北八十三キロの銅川市黄堡鎮にある。唐末から耀州に属したので「耀州窯」と呼ばれ、その磁器は「耀州磁」あるいは「耀磁」と言われる。古窯跡は約五キロにわたり、川に沿って一列に並ぶ。唐代(六一八~九〇七)に始まり、五代(九〇七~九六〇)に...
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七年がかりの第三次発掘がこの夏に終わって、古陶磁の名窯の一つ耀州窯を覆っていたベールがはがされ、古陶磁器史に占めるその重要な位置があらためて確認された。耀州窯遺跡は西安の北八十三キロの銅川市黄堡鎮にある。唐末から耀州に属したので「耀州窯」と呼ばれ、その磁器は「耀州磁」あるいは「耀磁」と言われる。古窯跡は約五キロにわたり、川に沿って一列に並ぶ。唐代(六一八~九〇七)に始まり、五代(九〇七~九六〇)に...