一九七九年春のある日、鄧小平氏は民族資本家出身の栄毅仁氏を訪れ、中国の対外開放の問題で話し合い、外資導入の面でいい案をたくさん出してほしいと栄氏に要望した。その後まもなく、栄氏は一つの案を出した。それは、国際慣例にしたがって、国際信託公司を設立することであった。この提案は中南海の政策会議で討論され、鄧小平氏ら中央指導者の全面的支持をえた。まもなく、栄氏の率いる中国国際信託投資公司が発足した。創業以...
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一九七九年春のある日、鄧小平氏は民族資本家出身の栄毅仁氏を訪れ、中国の対外開放の問題で話し合い、外資導入の面でいい案をたくさん出してほしいと栄氏に要望した。その後まもなく、栄氏は一つの案を出した。それは、国際慣例にしたがって、国際信託公司を設立することであった。この提案は中南海の政策会議で討論され、鄧小平氏ら中央指導者の全面的支持をえた。まもなく、栄氏の率いる中国国際信託投資公司が発足した。創業以...