中国大陸の南東沿海部の福建省莆田市湄州湾の水域に美しい島与嶼―湄州島がある。島の北部にそびえ立つ雄大な湄州峰の上に寺がある。この寺には一億三千万人の信者がいるといわれる「航海の守護神(女神)」媽祖(マーツー)が祭られている。言い伝えによると、一千余年前、数多くの中国人が海外へ渡ったとき、「平穏無事」をいのって、みな媽祖の神像を身につけていた。いまでは媽祖廟は二十二の国と地域にあるといわれているが、...
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中国大陸の南東沿海部の福建省莆田市湄州湾の水域に美しい島与嶼―湄州島がある。島の北部にそびえ立つ雄大な湄州峰の上に寺がある。この寺には一億三千万人の信者がいるといわれる「航海の守護神(女神)」媽祖(マーツー)が祭られている。言い伝えによると、一千余年前、数多くの中国人が海外へ渡ったとき、「平穏無事」をいのって、みな媽祖の神像を身につけていた。いまでは媽祖廟は二十二の国と地域にあるといわれているが、...