初夏、上海市街区から遠く離れた新築団地に、一年ほど前に北京から上海に移って定住した畢季竜氏を訪ねた。畢氏は国連事務次長をつとめた二人目の中国人で、氏の前には唐明照氏が、氏のあとには謝其美氏がつとめ、現在は冀朝鋳氏がつとめている。今年は国連発足五十周年にあたる。インタビューもおのずと国連をめぐってすすめられた。外交生活の半分は国連で過ごす新中国が成立した一九四九年、畢季竜氏はアメリカにいた。帰国後は...
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初夏、上海市街区から遠く離れた新築団地に、一年ほど前に北京から上海に移って定住した畢季竜氏を訪ねた。畢氏は国連事務次長をつとめた二人目の中国人で、氏の前には唐明照氏が、氏のあとには謝其美氏がつとめ、現在は冀朝鋳氏がつとめている。今年は国連発足五十周年にあたる。インタビューもおのずと国連をめぐってすすめられた。外交生活の半分は国連で過ごす新中国が成立した一九四九年、畢季竜氏はアメリカにいた。帰国後は...