本誌に日本人専門家として勤務していた中俣富三郎氏(七二)は、丸九年半に及ぶ中国での生活を終え、六月十四日にご夫人とともに帰国の途についた。十年ひと昔という表現があるように、中俣さんはまさにほとんど十年間も、われわれ中国人スタッフと一緒に雑誌づくりに打ち込んだ。中俣さんは青年時代に上海同文書院に学び、日本の大手新聞在勤時代も、北京支局長などを勤め、中国とかかわりの深い人生を歩んで来られた方である。退...
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本誌に日本人専門家として勤務していた中俣富三郎氏(七二)は、丸九年半に及ぶ中国での生活を終え、六月十四日にご夫人とともに帰国の途についた。十年ひと昔という表現があるように、中俣さんはまさにほとんど十年間も、われわれ中国人スタッフと一緒に雑誌づくりに打ち込んだ。中俣さんは青年時代に上海同文書院に学び、日本の大手新聞在勤時代も、北京支局長などを勤め、中国とかかわりの深い人生を歩んで来られた方である。退...