今年の三月に、金代(一一一五~一二三四年)の貴重文物の寄贈式が、開館間もない北京遼金城垣博物館で執り行われた。今回寄贈された文物は一九九二年に山西省盂県で発見されたもので、金代の木椅子二脚、木卓一脚、磁器枕二個、絵付磁碗二個、白磁器大皿一枚、木じゃくし一本、木箸一膳、銅鏡一枚などが含まれる。今を隔てること八百年の歴史を有する金代末の椅子に、人びとは大きな関心を寄せていた。金は中国北方の女真族が、十...
Please login first!
今年の三月に、金代(一一一五~一二三四年)の貴重文物の寄贈式が、開館間もない北京遼金城垣博物館で執り行われた。今回寄贈された文物は一九九二年に山西省盂県で発見されたもので、金代の木椅子二脚、木卓一脚、磁器枕二個、絵付磁碗二個、白磁器大皿一枚、木じゃくし一本、木箸一膳、銅鏡一枚などが含まれる。今を隔てること八百年の歴史を有する金代末の椅子に、人びとは大きな関心を寄せていた。金は中国北方の女真族が、十...