「南京一九三七」東京絵画展

ニューヨークなどに在住する中国人画家と日本人画家の作品が出品された「南京一九三七」絵画展が一九九六年の春、大阪を皮切りに、神戸、京都、名古屋を巡回して、十二月九日から十四日まで東京お茶の水クリスチャンセンターで開かれた。それに先立ち、絵画展実行委員会代表の田中宏、劉彩品など四十二人の同展呼びかけ人は、一九三七年十二月十三日、中国の首都南京を占領した日本軍が、捕虜の大量殺戮、身に寸鉄を帯びない市民の...