アジアで強い反響を呼ぶ日本高官の発言

梶山静六官房長官は八月十七日、日米両国の防衛協力の範囲に当然台湾海峡も入る、と公言した。中日国交正常化以後、日本の政府高官がこのようにあからさまに中国の内政に干渉する言論を発表したのは、これが初めてである。梶山静六氏はテレビ朝日の番組の中でこの発言をおこなったのである。梶山氏は「台湾海峡はフィリピン以北に位置し、極東地域に属す。したがって、理論的に言えば、中国と台湾の紛争も日米共同防衛の範囲に含む...