ダライの「先生」だったハレールはナチスの一味

五月二十八日に発行されたドイツの週刊誌『シュテルン』は「ナチスの汚点に染まった英雄」と題する文章をのせ、ダライの「先生」であったオーストリア人のハレールについての履歴材料を披露し、彼が半世紀にわたって隠れていたナチス分子であることを証明した。それ以前、ハレールにナチスの背景があるかどうかの論争が人々の関心を呼んでいたが、物的根拠がなかった。また彼自身もナチスといかなるかかわりもないと断言していた。...