北京東交民巷に今世紀四〇年代に建った小さなビルがあり、その入口の壁にいまでも日本の「正金銀行」という名札がはめてある。歳月の推移につれて、この建物の主は何回変わったかしらないが、一九九六年一月十二日に、この建物はまたも新しい主人―中国の私営企業を主な株主とし、これらの企業に奉仕する中国民生銀行を迎えた。スタート私営企業は改革·開放で、空前の大発展をとげた。国家統計局のデータによると、一九九六年の民...
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北京東交民巷に今世紀四〇年代に建った小さなビルがあり、その入口の壁にいまでも日本の「正金銀行」という名札がはめてある。歳月の推移につれて、この建物の主は何回変わったかしらないが、一九九六年一月十二日に、この建物はまたも新しい主人―中国の私営企業を主な株主とし、これらの企業に奉仕する中国民生銀行を迎えた。スタート私営企業は改革·開放で、空前の大発展をとげた。国家統計局のデータによると、一九九六年の民...