日米両国はアジア経済に責任を負うべき

最近、ますます円安が進み、八月十一日には一ドル＝一四七円六四銭にまで落ち込んで八年ぶりに最安値を更新した。これと同時に、日本の経済企画庁が発表した八月の月例経済報告では、日本の経済は「低迷状態が長引き、はなはだ厳しい状況にある」と述べられていた。円安が日本経済全体の低迷を映しだす鏡であることは明らかである。東アジア金融危機がまだ緩和されていないといった状況の中で、円相場の下落はかなり敏感な問題にな...