一九七九年春、ハンセン病患者の多い雲南省シーサンパンナ自治州勐臘県南醒村に初めてやってきた李桓英さんは隔離用の服も着ず、何らの保護措置もとらないまま、ハンセン病患者と親しく握手し、診察し、病人に靴を脱がせてその足に傷をつける砂が入っていないかどうかを手でさわったりした。このタイ族村の人々はこれを見て驚き、「北京からきた専門家がおれたちの飲んでいる水を飲み、おれたちのご飯も平気で食べているよ」と伝え...
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一九七九年春、ハンセン病患者の多い雲南省シーサンパンナ自治州勐臘県南醒村に初めてやってきた李桓英さんは隔離用の服も着ず、何らの保護措置もとらないまま、ハンセン病患者と親しく握手し、診察し、病人に靴を脱がせてその足に傷をつける砂が入っていないかどうかを手でさわったりした。このタイ族村の人々はこれを見て驚き、「北京からきた専門家がおれたちの飲んでいる水を飲み、おれたちのご飯も平気で食べているよ」と伝え...