新しい世紀を迎える京劇

中国文化部主催の第二回中国京劇祭が一九九八年十二月三十日の夜、長安大劇院など北京の六つの劇場で開幕し、全国各地から選ばれた十五の演目が二十回に分けて公演された。この京劇祭の期間に、北京の至る所で京劇のポスター、広告が見られた。前述の六劇場は毎晩満員で、拍手、喝さいの声が長時間にわたって響いた。二百余年の歴史をもつ京劇もこれでまた、大繁栄期を迎えるのではないかと思い始める人もいた。九〇年代に入ってか...