北京市房山区の雲居寺の石経板は、隋(ずい)の大業年間(六〇五~六一六)に静琬という僧が刻字し始めたもので、唐、遼、金、元、明と代々刻字が続けられ、時代を超えて伝えられてきたものである。一万四千二百七十八枚の石板の上に千百二十二部三千五百七十二巻の経文が刻まれた石経板は、世界最高というのに十分堪え得るものである。一九五六年より国家文物局は全面的発掘調査を行い、千年の石経板は再び日の当たるところに出た...
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北京市房山区の雲居寺の石経板は、隋(ずい)の大業年間(六〇五~六一六)に静琬という僧が刻字し始めたもので、唐、遼、金、元、明と代々刻字が続けられ、時代を超えて伝えられてきたものである。一万四千二百七十八枚の石板の上に千百二十二部三千五百七十二巻の経文が刻まれた石経板は、世界最高というのに十分堪え得るものである。一九五六年より国家文物局は全面的発掘調査を行い、千年の石経板は再び日の当たるところに出た...