Current Location: Home » Full Text Search
Your search : [ author:本誌記者 戴小華] Total 2042 Search Results,Processed in 0.132 second(s)
-
331. 責任制は資本主義への後退か
いま中国の農村で実施されている責任制では、各農家が農業生産の経営単位となるのだから、資本主義諸国の農家(あるいは農場主)と同じようなものではないか、と思っている人が少なくない。なかには、資本主義のやり方だと言う者さえいる。果たしてそうだろうか。まず、農民の話に耳を傾けてみることにしよう。農民の見方記者が安徽省鳳陽県で取材した農民の呉鳳啓さんは語る―「去年、わたしの家では、穀物で二十五トンの収穫をあ
Author: 本誌記者 陸雲 Year 1984 Issue 45 PDF HTML
-
332. 貧富の差
中国の農村では、責任制が実施されるようになってから、一部の農民が先に豊かになり、貧富の差が現われている。では、これは一部でいわれているように、果たして資本主義の両極分化なのだろうか。みんなが前進「請負制が始まってからというもの、みんなが競走しているようなもので、足の速いものが前に出、体の弱いものは後になる。だが、速い遅いはあるにせよ、みんなが前進している」。中国の農民は現在の状況をこう例えている。
Author: 本誌記者 陸雲 Year 1984 Issue 46 PDF HTML
-
333. もっとも早く開放された「窓口」広州
広州は、中国の沿海十四開放都市のなかでもっとも早くスタートを切った。他の都市がまだ外資導入を始めたばかりか、その準備に取り組んでいたころ、ここでは十一億ドルもの外資を導入し、しかもかなりの成果をあげていた。この「窓口」を通して、対外開放政策の実施状況と今後の展望を探ってみよう。南の玄関珠江河口に位置する広東省の省都広州は、むかしから中国南部の玄関となっていた。秦代(前二二一~二〇七)にできたこの町
Author: 本誌記者 丁耀琳 Year 1984 Issue 47 PDF HTML
-
334. 農業の機械化を促進
農家ごとに耕地を借りて分散的に経営する生産責任制は農業の機械化を妨げるのではないか。責任制が実施されてから最初の二年間、一部の農村では、耕地を細かく分けすぎたため、農業機械の力を十分に発揮させることができず、農業機械の販売量もかなりダウンした。そのため、農業の機械化の前途に悲観的な見方をする人が少なくなかった。だが、一九八一年から、多くの地方で、それぞれの実情にてらして、各農家の分散した耕地を合理
Author: 本誌記者 陸雲 Year 1984 Issue 47 PDF HTML
-
335. 経済特別区発足の背景と現状
本誌第四号に特集「深圳経済特別区について」を掲載した後、読者からより詳しく知りたいとの要望が寄せられた。そこで、本誌記者はその後の深圳を現地取材して六回の予定で連載することにした。今号はまず、経済特別区設置の背景と若干の政策問題について、鄒爾康同特別区秘書長に説明してもらった。 ―編集部―経済特別区はいつ設置されたのか。設置に踏みきったのは一九八〇年だが、それ以前から準備作業に取り組んでいた。一九
Author: 本誌記者 張沢予 Year 1984 Issue 48 PDF HTML
-
336. 着々とすすむ経済体制改革
かつてはものさびしい小さな町であった深圳も、五年前に門戸を開いてから、大きな変貌をとげ、いまでは一応形のととのった近代都市に成長した。とくにここ数年は外資導入、銀行融資などで、効率の高い大規模な開発建設が急ピッチですすめられ、すでに竣工、使用されている建築面積は三百余万平方メートルにのぼり、都市の基盤諸施設はほぼ完成し、投資が著しい効果をあげている。開発の速さから、「深圳速度」という言葉が生まれた
Author: 本誌記者 張沢予 Year 1984 Issue 49 PDF HTML
-
337. 中国最大のエネルギー産地
山西省は中国で石炭生産量が最も多い省で、国の開発の重点にもなっている。二〇〇〇年までに山西(隣接する一部地区を含む)を中心とする中国最大の現代化エネルギー基地を築きあげる計画がある。対外開放によって山西は外資導入の「ホット·スポット」の一つにもなった。 外国の人びとにこのエネルギー基地についての理解を深めていただくため、深圳通信に続いて今号から山西の資源、建設、合資経営および鉱山労働者の生活ぶりを
Author: 本誌記者 経緯 Year 1984 Issue 49 PDF HTML
-
338. 「専業戸」の台頭
北京市順義県の農民雷徳瑞さん(四〇)夫妻は、生産責任制が実施されるようになったあと集団の農地〇·三ヘクタールを請け負ったが、一年間の農作業を終えるのにわずか四十日間しか要しなかった。このように、責任制は農民の勤労意欲と生産性をめざましく向上させ、農村には多くの余剰労働力が生じた。そこで、なんらかの技能や一定の教養をもったものは自分で頭を働かせ、市場の需要に合わせて食糧以外の生産を手がけるようになっ
Author: 本誌記者 陸雲 Year 1984 Issue 49 PDF HTML
-
339. ホータン―「緑の長城」の西端
中国北部には西から東へと一億三千万ヘクタールにのぼる砂漠が分布し、「万里の風砂地帯」と言われる。強風に巻き上げられた砂は天をおおう。砂漠は南へ東へと広がりつつある。砂漠は長年、人びとの生産と生活に深刻な脅威を与えてきた。必要な措置をとらなければ、二百年後には北京も砂にうずもれてしまうだろう、と予言する人もいるほどだ。もちろん、今日の中国人民はなるがままに任かせているわけではない。中国政府は砂漠の拡
Author: 本誌記者 李永増 Year 1984 Issue 50 PDF HTML
-
340. 大々的にすすむ建設
山西省のめぐまれた石炭資源とすぐれた開発条件についてはすでに前号で紹介した。本号では主に現状と今後の展望を取り上げてみたい。中国全体が一九七九年に現代化のレールに乗ったあと、山西省は開発重点の一つになった。一九八二年には山西エネルギー基地計画弁公室が国務院に設けられた。この弁公室は山西を中心に、内蒙古自治区の西部、陝西省の北部、河南省の西部を含む地域について、総合的な開発計画をたて、バランスのとれ
Author: 本誌記者 経緯 Year 1984 Issue 51 PDF HTML